財務改善道場

2013.12.24

経営者が車を購入する際の注意点!

20131214

一般論として 経営者が車を購入する時は2つの対象があります。
1つは社用車(トラック・営業車など)、もう1つは社長用です。
ここではこの2つに分けて考えてみましょう。

まずは共通項として

今の車が壊れたからという理由ならば、早急に買い換える必要があります。
しかし、性能が落ちたからとか、新車が出たから、修理代がかさむから・・という理由で、緊急性が薄い場合、購入を引き伸ばす事ができる状態ならば、ここは買うタイミングを考えましょう。

 

一番効果的なのは、会社の決算に合わせて購入することです。今期の予想決算が大幅な利益を見込まれるときには、すぐにでも購入しましょう。経費となる減価償却費をたくさん計上できるからです。借り入れやローンでの購入であれば、この金利も経費にできます。これが決算期末になると、減価償却費が月割りとなって、少なくしか計上できませんので、もったいないです。

 

また新車ではなく中古車で購入すると、法定耐用年数が新車よりも短くなり、その分価償却費も多くなりますので、これもメリットの一つです。

経営者が使う自家用車の場合

経営者が自家用車として購入する場合には、会社用が殆どでしょうし、営業上の信用にも関わりますから、一般的にはちょっとだけ高級車くらいの車を買うのが普通です。私はこれに加えて、もう一つの考えを持っています。それは、経営者は絶対に安全な車に乗って欲しいということです。

 

私は特に高速を使う事が多く、これまで多くの交通事故現場に遭遇してきました。ペチャンコになった車を見て、運転手の大けがが予測されることもあれば、逆に無事で良かったと予測される車もあったのです。

 

経営者は身体一つで頑張っています。その代わりはいない!・・と言っても過言ではありません。事故にあっても、車は買い換えることが出来ますが、経営者の身体はそうは行きません。
命を守る・会社を守る!という視点からも検討しましょう。

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