今回は、最終回です。
全社一丸となり行動しても、数字がいつまでも出てこない状態では、経過・結果がわかりません。社内及び関係先からの数字の提供を、少しでも早くする仕組みを作りましょう。月次試算表は、翌月の半ばには遅くとも出ている必要があります。数字の遅れは、その後の行動の遅れに繋がるからです。常に進捗度をチェックし、遅れているところがあれば、そこがボトルネックですから、急いで改善しましょう。
今回までのお話は、あくまで社内改善により、人件費アップの源資を探すことにありました。隅々まで見直して、それでも思っていたような成果がでなかったら、会社全体の姿を、再検討・再構築しましょう。
SWOT分析やマトリクス図を活用し、新たな成長の道が確認できたら、銀行等に新たな融資を申し込みましょう。ただしこの場合は、向こう3~5年の経営計画書をしっかりと作りましょう。
各種の補助金・助成金を使うのも手です。
